自分でスキーマ療法やってみる Day1〜Day3振り返りと「ひきこもり」って?の話。

 というわけで、自分でスキーマ療法やってみる Day1~Day3の記録。

使っているのは『自分でできるスキーマ療法ワークブック』Book1 

 

Day1

これから先への希望を胸にドキドキしながら本を開く。あぁ、この瞬間大好き!

 

何でもざざっと大雑把に取り組んでしまいがちなので、はやる気持ちを抑えつつ、丁寧に1ページ目から読んでいった。Book1ではレッスン10まであるようで、一日目はとりあえずレッスン1を丁寧に読むことにした。

 

優しさのあふれる文体にすでに癒されつつワークに取り組んでみる。ん?正直、物足りない…苦笑 張り切っているわたしのテンション。この気持ちをどこへ持って行けば良いのですか?拍子抜けするぐらいゆっくりと進んでいきます。でも、今回は焦らないと決めています。(いや、焦ってるけど)ちゃんと用法用量守って取り入れていこうと自分に言い聞かせ、ゆっくりと頑張りました。

 

はじめに本を全部一気読みしてしまいたい衝動にかられていますが、ここは丁寧に。読んでしまうとすぐに飽きてしまうので、あえて先には進まず。先のページは開けないようにしています。(がんばれ私!)

 

Day2

引き続きレッスン1のワークを。まだまだスキーマ療法のお膳立て部分。それでも2日目にして自分の中にある希望と向き合うことが出来て、温かい気持ち、希望あふれる気持ちになれました。そうそう、わたしにはこういう強い部分もあったなぁ。弱ってしまっていた心の中に希望が残ってた。食べきってしまったと思っていたお菓子の袋の中に残っていたひとかけらを見つけたような、あ!あった!みたいな嬉しい気持ちになれました。(ワーク1−2にて)

 

ちなみに、このワークブックでは、めちゃくちゃ何度も「少しずつ丁寧に進めてね」とやさし〜く忠告されます。なので、がんばって、出来る限りゆっくり進めていきたいと思います。出来る限り…苦笑

 

Day3

レッスン2に突入。人間関係に関する項目なので、ちょっと逃げ出したい気持ちに。なんとなくモヤモヤっと。なんだか自分の周りの人間関係についてあまり直視したくない気持ちになるのです。特に何か人間関係に大きな問題があるわけではないんですけどね。大事な人がひとり、ふたりいれば十分で、薄〜い人間関係が好きです。あ、後は遠くにいる人を大切に想うのが好きです。なんかスペースが欲しいんですよね。

 

そんなわたしでも、レッスン2のワークはとても良い気づきが得られて、思っていたほど苦しい気持ちにもならず、ほわ〜んと温かい気持ちになれました。ここまでで得られた安心感、大事にしていこうと思います。すでにこのワークブックやってみて良かったと思えました。いい感じです。

 

人間関係のテーマって、反射的に取りかかりにくいと思ってしまう。このひっかかりはどこから?思い出すと幼い頃から、たくさんお友達とお話しましょう!みんなと一緒にね!と押しつけてくる感じ。あれが苦手だったなぁ、と。

 

パーソナルスペースは人それぞれ。人とのつきあい方、頻度も密度も人それぞれ。世間の基準に当てはめず、自分の身の回りをよく観察してみると、どんな人にも心の支えとなる誰かがいるものなんですよね。そんな自分の心地よい人間関係でいいんだよ、と言われると、人間関係苦手!と強く思わなくなるかも知れないな、と思えました。

 

「ひきこもり」って言葉も同じ。6ヶ月でしたっけ?なんか基準を作って問題視してくることにものすっごく抵抗があります。期間でも、行動範囲でもなく、温かい居場所があるかどうか、それが感じられて安心感があるかどうか、そこが問題なだけ。こもってるかどうかなんて関係ないよね。

 

「ひきこもり」という言葉は助けを必要としている当事者が使うことで同じ境遇を見つけたり、必要な援助を受けるためのきっかけになったり、とても意味のある言葉になってくると思うけれど、外からその言葉を使うのは的外れになりがち。使い方の難しい言葉だと思うのは私だけでしょうか?当事者ではない人が、その言葉の定義を使って判断したり、枠を作って当てはめて管理したり、問題を探そうとしたりしてみても、何にも解決に向かわない。この言葉が広がれば広がるほど不必要に追い込まれる人も増えている気がしています。きっとそれだけ事情がそれぞれ多様だってことなんだろうなぁ。

 

おっと、話がそれてます。まぁいいや。なぜ私がこの言葉に敏感かというと、転職の多い私が求職中にけっこう気軽に周囲から「ひきこもり?」って冗談半分に言われることがあり、笑って「そうかもね〜?」なんてごまかしたけど、けっこう傷ついていた自分がいたから。

 

定年なんてほぼ無いに等しい今の時代に、男女共にこれからずっと働き続けるのに、たった半年、精力的に動いていないからと問題視されるって、たった半年、自分を振り返る時間をひとりで持つことさえ責められている気分にさせられるって、どこまで不寛容で人を追い込む世の中なんだろうって悲しくなっちゃう。

 

でもね、そう感じるかどうかは自分次第で、きちんと自分が自分の味方でいられたなら、人からどう言われても、どう思われても、気にする事なんてないはず。自分に必要な時間をしっかり取って自分を大事にすることが出来る気がする。

 

犯罪者でもないし、誰かを傷つけたワケでもなく、むしろ周囲からの心ない言葉に傷ついたのはこっちなのに「ごめんなさい」って気持ちで暮らすなんておかしい!「自分の時間をどう使うかは自分が決めます、ご心配いりません、大丈夫です、ありがとう。そう言い切ったら良し!

 

大事なのは、そうやって自分を守れる自分であること。そんな自分をしっかり作るためにも、今、こうやってセルフカウンセリングしていることに意味があると思ってる。昔と比べて、ずいぶんはっきりと自分の味方でいられるようになってきた。それでも、ちょっと日常生活でバタバタしたりすると昔の弱〜い「なんかごめんなさい」モードの私が戻ってきてしまうので、引き続き、学んでいこうと思ってる。